鳥越俊太郎、ジャーナリストの怒り

2009年08月15日 10:55

偶然見た、テレビ朝日のザ・スクープスペシャル。
第二の足利事件”は国家権力による殺人か!?
番組はこんなタイトルで始まった。

精度が低いDNA鑑定によって死刑が確定した久間三千年さん。
折しも足利事件のDNA再鑑定が行われ、菅家利和さんが無罪を勝ち取ったばかり。
当時の鑑定には問題があったことが分かったにも関わらず、再鑑定が行われることなく、
容疑を否認し続け、再審請求の準備を進めている状態で急ぎ足のように死刑が執行された。

我々は最後まで否認していた久間三千年さんの死刑を執行することの意味を考えなければならない。
この番組がなければ、事件の詳細、警察庁科学警察研究所のDNA鑑定に対する勇み足、様々な問題を知ることができなかった。

真実は分からない、もしかしたら犯人だったかもしれないし、真犯人がいたかもしれない。
真実に向かう努力を怠った、真実に向かう証拠をなくしてしまった国家権力。
しそて、再審請求が行われる直前に急ぐように判決から二年あまりで死刑を執行してしまった。
個別のケースにはコメントを差し控えさせて頂くとコメントした法務大臣。
これほど重要な事項にノーコメントで良いのか。

「疑わしきは罰せず」が基本原則ではないのだろうか。
鳥越氏は番組の中で裁判官の個人名をフィリップで公表し、「良心の呵責はないのか?」と問うた。
その時の鳥越氏の声は怒りに震えていたように感じられた。
社会的な影響力を考えると、とても言いづらい言葉を番組内で発した。
すべての責任を鳥越氏が負うという覚悟の発言だと思う。
その発言を許した番組プロデューサーはすごいと思う。

筑紫哲也氏が亡くなった今、鳥越氏のようにすべての責任を背負い発言できるジャーナリストが少なくなってきている。
ジャーナリストの報道を批判することは簡単。
しかし、報道によって初めて知ることが出来る事象が沢山ある。




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コメント

  1. Hicha | URL | -

    Re: 鳥越俊太郎、ジャーナリストの怒り

    自分の責任を背負った発言・・・。
    身近な生活の中でも、大人として
    大きく問われているような気がします。

    発言や報道の自由がありながら、
    正しい事を言うのに、
    変な勇気や責任がいることもあるのですね。
    正義の味方はみんなのヒーローのはずなのに・・・。

  2. 常岡浩介 | URL | -

    Re: 鳥越俊太郎、ジャーナリストの怒り

    鳥越さんはまず、自身の強姦疑惑にちゃんと答えてから、
    他人の問題に口を出すべきでしょう。

  3. HIRO | URL | -

    Hicha さん

    正義の味方って存在しないんですよ。
    良かれと思ってやったことも相反する人からは迷惑でしかないので。

  4. HIRO | URL | -

    常岡さん

    マジですか?強姦疑惑があるんだ。
    知らなかったです。
    そんなお歳には見えないですが、真相が知りたいです。

  5. 正義の見方(変換ミスじゃないよ) | URL | -

    HIROさん

    噂の真相の一行記事に掲載されていました。
    女子大生のアルバイトスタッフが鳥越に強姦されたと
    主張しているそうです。
    週刊誌は掲載できるだけの確証を得られなかったので
    ボツにしたそうです。

    時期ははっきりとは記憶していませんが、
    噂の真相は2004年4月号をもって休刊したので
    5年から8年くらい前の事です。

  6. みなみ | URL | -

    Re: 鳥越俊太郎、ジャーナリストの怒り

    >報道によって初めて知ることが出来る事象が沢山ある

    本当にそうですね。
    知らなければそれについて考えたり話し合ったりすることもないのですから。
    いろいろ知りたい、といつも思います。
    なるべくニュートラルな心で。

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