アルジェリア邦人拉致、マスコミの対応。

2013年01月17日 17:58

アルジェリアで邦人を含む41人が拉致された事件を受け、日本のマスコミが突然北アフリカや西アフリカのマリの事を報じ始めた。

犯行グループはアルカイダ系のイスラム武装組織らしい。
なんでもかんでもアルカイダと報じられてしまう事が多いが、今回は犯行グループが声明を出しているので間違いないだろう。

この事件が起きる前にフランスがマリに軍事介入し、マリ北部をすでに空爆している事をどれだけの日本人が知っていただろう。
犯行グループがマリに対するフランス軍の作戦停止を要求した事によってフランスってマリに軍事介入していたんだ!と思った人が多いのではないだろうか。
僕のブログを見に来てくれている人達は知っていた人が多いと思うが。

新聞の国際面やネットニュースではフランスのマリへの軍事介入の記事が出ていたが、テレビのトップニュースにはなっていなかった。
僕が衛星で見ている欧米系のテレビでは連日トップ項目に入る大きなニュースとして扱われていた。

アルジェリアを含む北アフリカ地域では誘拐事件が多く、数年に及んで解放されていないケースが多いなんてニュースは今回初めてテレビで伝えられているのではないだろうか。
事件が起きて、日本人が絡んで初めて遠くの国が報道される。
シリアも、アフリカも政府や民族の構成要素が日本人には理解しにくい部分が多い。
それ故、視聴率が低下すると思われニュースになりにくい国々となってしまう。

大手建設企業に勤める僕の友人が言った「日本で国際報道が少ないのは当たり前、自分の会社で働いている人達はそんな国際ニュースに関心がない、必要ないと思っている」と。
そう言われてしまうと僕は反論できなかった。

今回のような事件が起きても国際ニュースは必要ないと思えるだろうか。
企業は進出する国の事を綿密に調査してから進出するだろうが、日々のニュースで見ていない国に関して知識が薄くなってしまうのは否めないと思う。
今回は企業の方々が拉致されたが、一般の旅行者だったら、また無謀だとか自己責任だとか言われるのだろうか。

すべてが「アラブの春」の影響ではないが、リビア、エジプトの動きは中東地域に確実な影響を及ぼしている。
日本人が安全で観光に行けると思っている国が実は危険な国というケースも多い。
スリや強盗ではなく、身代金や政治目的の誘拐が多発する国は僕も危険だと思う。

イエメンなどとても素敵な国なのに、近年大変な状況になっている。
先日帰国した友人の看護士が、「あんな酷い状態になっているのに日本でイエメンのニュースがないのが信じられない」と言った。
日本では既存のマスメディアでは伝えにくい事を伝える次世代の報道が必要な時期にさしかかっているのかも。



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