危機一髪、物理の法則。

2013年01月04日 06:03

中学時代の同級生と連絡が取れ、ご飯でも食べようという話になった。
携帯電話で話をしながらポチを停めてある駐車場に向かった。
朝から降った雪は道路こそ積もっていないが、近所の田んぼは真っ白。

早く車に乗りたいという気持ちが僕にショートカットの道を選ばせた。
細い道を雪を踏みしめながら歩く。
右足を出して地面を踏もうと思った時、雪で白い筈の地面が黒かった。

もしや、チョビがはまりかけた溝ってここ?
そう思った瞬間、幅70センチ程のU字溝が認識された。
僕の右足は何もない空間にあって、止めたいと思っても地球の重力に引かれ深さ1メートル程の溝に向かう。
何故か地球の自転速度が木星なみに速ければこんなに引っ張られないのに。などと関係ない事が頭をよぎった。

このままハマったら冷たい、寒い、ねん挫するかも、、。
昔、昔空手をやっていた僕はとっさにケリの要領で右足を側溝の渕へ移動させる。
なんとか溝にハマる事を避けられたが、「慣性の法則」は厄介で僕の意志で止めようとする体を側溝の方へ
導く。
いかん!大股を開いて側溝に落ちる事を避けたものの、僕の頭はU字溝の左渕にまっしぐら。
正月早々溝に落ちて頭打って死んだりしたら末代までの恥。
「戦場カメラマン溝に落ちて死亡」そんな見出し記事はいやだ。

普通ならうわ!とか叫ぶところだが、電話中の僕は「あぶない」と叫んでいた。
開脚しながらどう手をついたのか分からないが左手の小指と右手の手首を負傷したものの、側溝に落ちる事も
頭を打つ事も免れた。何故か携帯も握ったままだった。

傷口を洗いたいと思ったが、友人を待たせるのもイヤで、ちょうど車の上に積もった雪があったので雪で止血をし、傷口を洗い流した。

正月早々の不幸に普通なら落ち込むところだが、我ながら凄い反射神経だな〜と関心し、普通の人なら絶対落ちてるよ、と電話で自慢してしまった。
転んで擦り傷を作るなんて何年振りだろう。
一年の始まりで不幸を経験したから、今年はこの後いい事ばかりだな〜。
何故か前向きな気持ちの僕。
友人に話したら美登里さん(他界した母)が落ちないように引っ張ってくれたんだよ。と言われた。
そうかも。だから落ち込まずに前向きな気持ちなのかもしれない。

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コメント

  1. Yoko-Hi | URL | -

    Re:危機一髪、物理の法則。

    一瞬を冷静に振り返る・・・
    ごめんなさい、スゴくて面白かったです。

    前向きな気持ちは、人の気持ちも前向きに
    してくれる気がします。

  2. HIRO | URL | -

    Yoko-Hi さん

    アドレナリンでしょうか。一瞬の事がスローモーションだったんです。
    感じたままに書いたのですが、楽しんで頂けたら嬉しいです。
    落ち込む事も多いのですが、、そんな時こそ上をむくようにしてます。

  3. ツタ@大月 | URL | -

    Re:危機一髪、物理の法則。

    久保田さん、あけましておめでとうございます。
    わざわざ会館(前職場)にまで、おめでとメール、サンクスです。
    今回の投稿、M本H志の○○らない話に匹敵するくらいグッドです。
    私も1年のスタート、暴飲暴食の後、3日間腸感冒でベッドの中でした。

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