山本美香さん、シリア政府軍が意図的に銃撃か

2012年08月31日 02:44

シリア北部アレッポで20日、ジャーナリスト山本美香さんが取材中に死亡した事件で、山本さんの取材を支援していた反体制派組織幹部は30日、銃撃に加わった政府軍兵士を反体制派が拘束したことを明らかにした。

 兵士は「記者を狙っていた」と証言したという。

 読売新聞の電話取材に応じたアレッポの反体制組織「アーシファ・シマール旅団」幹部によると、別の武装組織「タウヒード旅団」が山本さんらの銃撃に加わった政府軍兵士を拘束、聴取したところ、「一般市民より記者を標的にしろ」と上官に指令されていたと述べたという。証言が事実とすれば、シリア政府軍は「戦時における文民保護」を定めたジュネーブ条約に違反し、意図的にジャーナリストを殺したことになる。
(読売新聞)

反体制側の情報だけを鵜呑みにする事はできないが、可能性は高いと思う。
Pressというヘルメットや防弾チョッキを着ていれば、戦渦の中にいても意図的には狙われないという神話はイラク戦争時に既になくなっていた。
米軍の戦車がパレスティナホテルを砲撃、ジャーナリストが犠牲になった。
その時、現場にいたのが山本さんだ。
僕はキルクークで米兵にカメラを向けたらコッキングする音が聞こえ、撃たれそうになった。

速報性が高い現代のジャーナリズムは、それ自体が戦況を大きく変える力を持っている。
戦争中様々な規制が入って当然だと思う。
だから僕たちはプレスツアーに参加せず、エンベットとして従軍せず、一般市民にまぎれて報道を続けた。
兵士でない一般人の人命を尊重するジュネーブ条約はジャーナリストには当てはまらない時代が来てしまったと認識すべきだろう。
伝える力大きければ世論は動き、戦闘そのものが継続できなくなる可能性が出て来る。
そんな力を持ったジャーナリストと一般人ではなく「敵」として認識される。
でも、だからそこ、闇に葬られてしまいそうな現実を伝えるジャーナリストが必要だと思う。


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