報道の自由

2012年05月30日 19:12

「報道の自由」は古今東西を問わず最も大切な事だ。
言論の自由、報道の自由が奪われた社会がどうなるか。
独裁政権が生まれ、国民は国全体がどこへ向かっているかを知る事ができぬまま戦争に突入したりする。

かつてイラク戦争中、空爆の様子を撮影した映像を日本に伝送しようと試みた。
戦中と言う状況を考えれば当たり前だが、検閲があり、検閲をパスしたものしか伝送する事ができなかった。
僕の映像はサダム・フセインの宮殿辺りに何発ものトマホークミサイルが着弾している。
勿論、検閲はパスできなかった。

日本に住んでいると報道の自由は確保されているように思えるが、今回の震災、原発事故をきっかけに各方面からの圧力があり、決して報道の自由が確保されている訳ではないと多くの人が知る事となった。

東電という大きなスポンサーや国に逆らえない大手マスコミ企業の代わりに誰の制約を受ける事もなく報道するフリージャーナリストの上杉氏達が台頭してきた。
記者クラブに属していないフリージャーナリストも会見に参加できるようになったり、その功績は大きい。

しかし、マスコミという企業に属していないフリージャーナリストに対する圧力は依然として存在する。

下記「国境なき記者団」から届いたメールの一部(抜粋)。

今月5月26日に予定されている昨年3月11日の津波と地震で大打撃を受けた福島第一原子力施設内部への第3回目プレス・バスツアー。同ツアーには、約40人の記者が参加。その内、わずか2人のフリーランスに入域許可が下りた。

大手メディア所属のTVカメラマンや写真家などの参加は認められている一方、この2人のフリーランスに関しては、スチール・カメラそして撮影用カメラの所持そして撮影は禁止されている。

参加予定のフリーランスライター 畠山理仁は「国境なき記者団」との対談で、代表カメラによるムービー4台、スチール4台の撮影が許可されていることを指摘。しかし、報道機関に加盟していない同フリーランスに関しては、如何なるカメラ機材も持ち込んではならないと条件付けられた事実を語った。

「このような明白な差別は、隠れたところで行われている密かな情報統制であり、受け入れることは出来ない」、国境なき記者団は抗議した。

「政府側の言い分はまったく根拠がなく合理性に欠けたものである。情報にアクセスするという権利は、憲法第21条に記載されている事実であり、メディアそして市民ジャーナリズムに携わる全ての人々に適応することである。数人の選別された人だけに与えられる特権ではない」


「論理的な視点から、原発施設視察に関して規制が課せられるというのは理屈のつくものである。が、その規制が日本のフリーランスや外国報道陣に対して使用されるバイアス(偏見・差別)とはなってはならない。我々は政府にこのような差別に基づいた規制を即座に中止するように追及し、更なる人数のフリーランスが今月26日の訪問に参加させるように求めた」
「そして、入域を許可されたフリーランス2人に対してはカメラ機材の持ち込みを認めるように要請した」

昨日(22日)の、国境なき記者団とのやり取りの中で、園田康博・内閣府大臣政務官は2人のフリーランスがカメラ機材を持ち運び、撮影することを禁止する姿勢を全面的に表明し、規制を掛ける幾つかの理由を述べた。

まず、第一に、特別にチャーターされた2台のバスが用意されている事実にも関わらず、園田政務官は「十分な場所がない」ことを理由に挙げた。そして続いて、時間の問題もあると指摘。カメラやビデオ機材は現場で核物質防護上の観点から特別に管理されなければならず、余りにも多い数の機材が持ち込まれるとなると出発時間を大きく延長させると説明した。

さて。
日本でもこのような現状があるのを知ってもらいたい。
カメラはコンパクトデジカメでも良い、ビデオはハンディカムでも良い。
ともにポケットに入るくらいのサイズ。
上記の理由は理解できない。
もし、時間、スペースの問題で一定数のカメラしか持ち込めないとするならば、報道各社の中で厳正な抽選を行うべきだろう。フリーランスだけが持ち込み不可の対象になるのは間違いなくおかしい。

情報技術の発達によって既存のメディア媒体を使わずとも情報が発信できる時代になった。
中東を発端とした民主化の動きも情報がきっかけになっている。
今までなら取るに足らないと思われていた、フリージャーナリストの発信する情報が影響力を持つ時代になってきたと言える。
決してフリージャーナリストの情報だけが価値があるとは言わない。
情報を受信する側がより多くのソースから情報を得られる事が好ましい。

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コメント

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    いつも久保田さんのブログには色んなことを学ばせてもらってます。

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