シャトー・ムートン・ロートシルト

2011年11月09日 20:00

出張の最終日。
ホテルのラウンジバーで一杯やる機会があった。

ふと棚を見ると派手なラベルのワインが10本程並べてあった。
居合わせたメンバーは誰もそのワインの存在に気がつかなかった。

帰り際、どんなワインだろう?と手に取って見てビックリ。
白熱球のライトに照らされ無造作に置いてあったのはシャトー・ムートン・ロートシルト だった。
wCA3E0177.jpg

しかも僕が手に取って見たのは1949年のビンテージ。
手に取って触ってしまった事を後悔しつつ、震える手で元の場所に戻した。
ホテルの人に「とんでもないワインが置いてありますね~」と話すと、「うちのソムリエが選んだワインです」。
「あんな場所に無造作に置いておいて大丈夫なんですか」と聞くと、「温度管理をして定期的に入れ替えていますから大丈夫です」という答えが帰ってきた。

ホテルの中なので、それほどの温度上昇はないとしても白熱球にさらされたワインがいい状態にあるとは思えない。
ちなみにシャトー・ムートン・ロートシルト 1949年はネット上の価格で974000円。
隣にある1970年、1978年も一般人が気軽に飲める値段ではない。

ホテルの人の話では景気が良い頃にはラフィットやムートンが年間に何本も開いたそうだ。
ホテルのインテリアの一部のように棚に置かれたスーパービンテージワイン。
ピノノワール程繊細でないにしても1940年代のワインがディスプレイとして使用され、何度も揺らされているのは悲しい。

2人いるというソムリエの人に会ってみたかった。
僕がお金持ちだったとしてもこのホテルでムートンを飲む気にはなれない。
一般人からすれば記念日にビンテージワインを開けるとしても一生に数回あるかどうか。
勿論、ムートンの本来の味が分かる人など殆どいない。
この状態のムートンが本来の美味しさを保っているとは思いがたい。
高い、有名、だけでなく本来のワインの味を楽しめる、そんなホテルのバーであってほしい。








スポンサーサイト


コメント

  1. OGUcyan | URL | -

    Re: シャトー・ムートン・ロートシルト

    お久しぶり、シャトー・ムートン・ロートシルト を開ける夢のような時間がもうすぐきます。
    孫の誕生年に2本置いてあるので孫が20歳になったら1本はパーティーで開けることになっています。その時は招待しますね。
    もっとも私が生きていればいいのですが・・・。雅裕には伝えておきます。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://kubotahironobu.blog53.fc2.com/tb.php/541-527c6002
この記事へのトラックバック


最新記事