アフガニスタンでタリバンが首都カブールを攻撃。

2011年09月14日 00:04

9月13日。
ついに首都カブールへの攻撃を始めた。

今まで散発的な爆弾事件等があったがISAF(国際治安支援部隊)の本部にまで攻撃が行われるほどの大規模な攻撃はなかった。
ニュースを聞いた時、本当にタリバンの攻撃なのか。と思ったが、タリバンのザビウラ・ムジャヒド報道官がカブールのアブドゥルハク(Abdul Haq)周辺で地元と外国の情報機関施設を標的とした大規模な自爆攻撃が続いている」と述べていることから、間違いなくタリバンの攻撃と判断できる。

近年、首都カブールでさえ治安が悪化しはじめていたが、体制側のチェックも厳しくカブールに入る道にはいくつものチェックポイントがあり大規模な戦闘を行うほどの武器を運び込むのは不可能かと思っていた。
カブール上空にはテロを警戒する為の飛行船が24時間都市を監視している。
IMG_5108.jpg

そしてカブール~ジャララバード間は毎日ISAFの車両が行き来している。
ISAF.Fのコピー

郊外は別としてカブールの治安だけはなんとか守り抜きたかった現体制だが、ついに首都カブールの安全神話も崩れ去ったと見て良いだろう。

ISAF本部周りは監視台があり銃を構えた兵士が見守っている。
厳重に張り巡らされた壁と有刺鉄線が本部を守っている。
その本部にまで攻撃が行われた、攻撃を許してしまったと言う事はタリバンの復活を手助けする、応援するアフガニスタン人が多い事を示す。

アフガニスタン政府はタリバンの攻撃などを報道すると、新たな攻撃の呼び水となる可能性が高いという理由で攻撃現場の取材を許していない。
昨年、カブールからジャララバードへ向かう時、目の前でISAFの物資を運ぶトラックの車列にミサイルが打ち込まれた。地元の人はタリバンアタックだ!と言っていたが、実際にタリバンの犯行かどうかは分からない。
その現場に偶然居合わせた僕が炎上するトラックの写真を撮影した。
この写真を持っているのは世界中で僕一人だけなのだが、残念な事に日本の報道機関はこのスクープ映像をスクープと認識してくれなかった。
地元警察に映像を没収されそうになったが、なんとか持ち帰って来た映像。
AFG_0469.jpg
未公開映像

すぐさま反撃体制に移る米兵
ussolのコピー

9・11から10年目を迎え、アフガニスタンは間違いなく新たな局面を向かえている。
日本での報道は少ないがカルザイ大統領は側近をどんどん殺害されている。
首都カブールの安全まで守れなくなってきた今、大統領の力は誰が見ても衰え始めている。
この状態で米軍が完全撤退したらアフガニスタンはどうなるだろう。
23年にも及ぶ内戦をようやく終わらせてたのがタリバン。
そして、アメリカによって崩壊させられたタリバン政権。
10年の時を経て再び復活しはじめたタリバン。
国際社会はその責任においてアフガニスタンを再び内戦に陥れる事だけはしてはいけない。

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コメント

  1. ねこひげ531 | URL | -

    Re: アフガニスタンでタリバンが首都カブールを攻撃。

    貴重な写真をUPして下さりありがとうございます。私たちは本当のことが知りたい。いつも歯軋りするような思いです。

  2. HIRO | URL | -

    ねこひげ531さん

    既存のメディアが伝えない事は僕たちが伝えていくしかないと思っています。
    伝え続ければいつの日か多くの人が関心を持ってくれると信じて。

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