ワシントンナショナルギャラリー展。

2011年09月04日 18:25

台風の中六本木の国立新美術館へ向かった。
会期ギリギリでワシントンナショナルギャラリー展を見るために。
IMG_3773.jpg

台風が来ているにも関わらず、館内は多くの人で込み合っていた。
印象派の色使い、筆使いは少し離れた場所から見たいのだが、絵のすぐ近くにできた人だかりで近接ポイントからしか見る事ができなかった。

中学の時、初めて本物のモネの絵を見て印象派の色使いに感銘を受け油絵を描く始めた。
残念な事に僕に絵の才能はなかった。
しかし、光を見つける目、色を見つける目は写真家としての現在に役立っているかもしれない。

京都の美術館で、上野の美術館で、何度も印象派の絵を見てきた。
今回六本木で新たな事に気づいた。

それは解説文に何度もでききた「パトロン」という言葉。
パトロン(patron )とは芸術家や、芸人または特定の団体などを経済的に援助する人。
ラテン語のパテル( pater、父)から派生した同じくラテン語のパトロヌス (patronus) に由来する言葉。だ。
日本では水商売の女性に金を出して援助する人として、あまりいい意味では使われない。

没後、何十年という時を経て、世界的な芸術作品として認められているが、作品を生み出し続けている時は金銭的な苦労が絶えなかったようだ。

絵画と写真は似ている、ともに生産性のない仕事。
まだ写真の方が生産性があるかもしれない、実社会の中で広告等で写真が必要になり、仕事が発生する。
しかし、絵画は人の心を和ませてくれるが、全く生産性がない。
芸術という生産性がない分野に打ち込むには生活の安定が必要になってくる。

印象派を作り出した画家の人達。
ブルジョア階級で生活に困らず、絵を書く事に没頭できた人。
裕福ではないが、パトロンに恵まれ、才能を開花させた画家。
裕福な画家がそうでない画家のパトロンになっていあげたり、パトロンを見つけてあげたり。
僕が知らなかった。昔なら解説文に書いてあっても読み飛ばしていた事に気づいた。

同時代に生き、誰もが知る有名な画家。
印象派の土台を築き、数々の名作を残しているにも関わらず、それほど有名ではない画家。
その差はなんだったのだろうが。

優れた才能を持ち、優れた作品を残すだけではダメなのかもしれない。
人としての魅力と才能。
両方を兼ね持った人が結果を出してきたように思える。

僕にパトロンとよべる程の人はいない。
しかし、今回も写真展の為に多くの人が応援してくれた。
そんな可能性は薄いが、未来に大手のパトロン(スポンサー)が付いてくれたら、
その時は言おう。
僕が名も無き頃、宣伝効果が認められていない頃、僕を応援してくれた人達が真のパトロンだと。

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