自分の力

2011年08月31日 19:18

最近、自分の力、能力について思う、思わざるを得ない事が多い。

先日の写真展の打ち上げで友人のカメラマンと飲みに行った時。
僕の方がほんの少しだけ生まれたのが早く、ほんの少しだけ写真に携わっている時間が長い為、僕の事を先輩のカメラマンと言ってくれるが、現在の仕事は彼の方がすごい。

そんな彼が「久保田さん、初めて会った時僕になんて言ってくれたか覚えてますか」と聞いてきた。
え?え~っと、初めてっていつだっけ?10年一昔前の事は忘れている。
「それじゃあ、初めて撮影で一緒だった時、帰り際になんて言ってくれたか覚えてます?」
や、ヤバイそれも覚えていない。

「帰り際に頑張れ!」って言ってくれたんですよ。
ん。そうだっけ。

当時色々と悩んでいた彼は僕の言葉で励まされたそうだ。

僕は頑張ってほしくない人にお世辞でも頑張って!とは言わない人間だから、当時そう思ったんだろう。
そんな一言で一人のカメラマンが頑張ってくれたんならそんな良い事はない。

mixiで再会した人は高校時代に僕が写真の事を少し教えた事でカメラマンを目指す事になった。

単なるカメラマンでなくフォトジャーナリストとして活動していると、いつも自分の言動が間違っていないか省みる癖がつく。
この10年、大きな激流に入り込んで一気に流されるような人生を送ってきた。
流れの中で多少の方向は変えられたが、その流れから出るほどの修正はできなかった。

今、大きな流れから抜け出し川の畔にいる状態かもしれない。
次、どの流れに乗ればいいのか、岸にあがった僕は流れを見つける事ができずにいるのかもしれない。
そんな悩みどころの現在。

そんな時、後輩の彼の言葉、行動で僕が励まされた。
彼は間違いなく頑張っている。この不景気の中でもちゃんとカメラマンとして生計をたてている。
本人は「僕は泥臭い、お金を稼ぐための撮影ばかりしてきちゃったんで、久保田さんみたいに自分の写真をとっている人が羨ましいですよ」と。
そっか~。なんとなくやってきちゃったから普通の事だと思っちゃうけど、カメラマンにとって自分が撮りたい写真を撮って生きていくのは難しい事なんだ。

でも僕ちょ~貧乏だし、なんでも手伝うから僕に仕事ふってね。
「いや~申し訳なくて久保田さんに仕事頼めないですよ」。
マジマジ、鞄持ちでもいいから仕事ちょ~だい。
などと話しながらお酒を飲んでいたら朝になっていた。

来月は写真展もあるし、もう少し今の流れでやってみようかな。











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コメント

  1. えるん | URL | -

    Re: 自分の力

    自分のやりたい事を仕事にしている人間は案外少ないのだと思う。
    逆に言えば、それは極めて少数の選ばれた人間。
    貧乏だって幸福な人生だと思うよ。
    あなたは今のあなたのままで良い。
    理解し応援している仲間がいっぱい居るのだから(^_^)

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