Domaine des Rouges-Queues

2011年08月12日 04:23

ワインが好きだ。
一番好きなワインはエルミタージュ。

かれこれ10年程前、国連で働いている僕の友人がワインを教えてくれた。
若い僕はとにかく濃厚でパンチの効いたワインが好きだった。

あれこれ分からない僕に「hiroが好きそうなワインはエルミタージュとかジンファンデルだよ」とシラー100%のワインを勧めてくれた。

人もワインも出会いが大事、特に第一印象は大切だ。
第一印象で失敗したのがピノ・ノワールだ。
薄い、酸味が強い、安いは不味いというイメージがついてしまった。

以来、約10年カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローは口にするもののピノ・ノワールを口にする事はなかった。

一年前、新たな出会いがあった。
06’のルージュ・キュー(Rouges-Queues)を飲む機会に恵まれた。
マランジュのルージュ・キューはピノ・ノワールにこんな深みがあるのかと僕を驚かせてくれた。
ワインを知らない僕はピノ・ノワールは香りだけ、くらいに思っていた。

そんな素晴らしいワインとの出会いを忘れかけていた頃、ワイン漫画にルージュ・キューが描かれていた。
ドメーヌ名の「ルージュ・キュー」は、直訳すると「赤シッポ」 だそうだ、そういえば、エチケットには鳥の絵が描かれていた。
ルージュ

1967年にブルゴーニュで生まれた「ジャン・イヴ・ヴォンテ」が 全くゼロの状態から立ち上げたドメーヌなのです。

ボーヌの醸造高校で学び、様々なブルゴーニュのドメーヌで 研修をしたのですが19歳の時に一旦ワインの世界から ディスコのDJに転身し、結婚、そして1996年にワインの 世界に戻る事を決めました。

そしてある日の散歩中に偶然売りに出された廃屋をみつけ
そこにドメーヌを設立するのです。

その廃屋にあった赤い尻尾のウグイスの巣。

工事に取りかかる時に泣く泣く処分したそうです。
それが申し訳なくて、また鳥が戻ってくるような家にしたいという 願いをこめてドメーヌの名前としたそうです。

そんな由来を知ったらどうしてももう一度ルージュ・キューを飲んでみたくなった。
あちこち探してもなかなか見つからず、仕方なくネットで購入しようかと諦めかけていた時、な、なんと自宅から車で10分程の酒屋さんにあるのを発見してしまった。
06’ではなく08’のルージュ・キューを買い、生産者を思いながら飲んだ。

たった一本のワインがピノ・ノワールという品種の素晴らしさ、ビオロジック栽培(除草剤、殺虫剤、現在殺虫剤をしようしない栽培)でできたワインの素晴らしさを僕に教えてくれた。

近所の酒屋さんのご主人は信頼できる人なので、3000円弱くらいで良いワインお願いします。というと素敵なワインを出して来てくれる。
先日、出してきてくれたのがユドロ・バイエ。
3000円を切る値段でこれほど美味しいワインに巡り会えるとは。

ワインが良いのは僕一人で一本を空けきることができない。
必然的に友人を呼んで一緒にお話しながら美味しいワインを飲む時空を与えてくれる。

本当はルージュ・キューを全部買い占めたかったのだが、僕だけがこのワインを飲んじゃ失礼だと思ってやめた。
ルージュ・キューがあまりに美味しくて、もう一本下さい。と買いに行ったら残念な事に売り切れだった。
09’に期待するしかないのか。本当は一本飲んで、一本は寝かせても良いと思っていたんだけど。

今日、週末友人と飲むワインを買いに行った。
閉店寸前の酒屋さんに着くとご主人が僕の顔を見て「ルージュ・キューもう一本見つけましたよ」とセラーから出して来てくれた。
な!なんと!あの味にもう一回出会える。もしかしたら保存状態で違う味かも。と想像するだけで嬉しい。
ご主人おすすめのラスト一本オリヴィエ・ジュアン ブルゴーニュ・ルージュも買わせてもらった。
お味の報告はまたいつの日か。

久保田弘信の作品ショップ

新商品あり。暑中見舞いにポストカードはいかが。











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コメント

  1. 近所の酒屋 | URL | -

    Re: Domaine des Rouges-Queues

    うれしいっす(*^^)v

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