結婚式、無事終了

2011年07月11日 09:42

一番ドキドキしたのは母が式の時間まで持ちこたえてくれるかどうか。

式は僕の高校の後輩である大平氏のお寺で行う予定だった。
主治医の先生はGOサインを出してくれたが、院長先生が「様態を考えると外に出すのはあまりおすすめできません」。

病院内で式を挙げてくだされば、我々が精一杯協力させて頂きますと言ってくれた。

ここまで来ると何が正しい選択なのか分からなくなる。
式場のお寺までは病院から車で10分程、救急車を出して下さるし、式中暑さで母が逝ってもそれはそれで良いと思っていた。

病院の天井じゃなくて、夏の青空を見せてもあげたかった。

迷いに迷ったすえ、病院での挙式を決断したのがお昼少し前。
式のスタートは15時。

病院のスペースをかりて、簡単な式を挙げる事ができれば良いと思っていた。
そこから数時間、病院のスタッフが挙式の為の特設ステージを作ってくれた。
wIMG_0659.jpg

リハビリテーション科の人達、事務長さんありがとうございます。

後輩の坊主がやってくれるのは仏前式。
病院に坊主が入ってくるのも異例の事だと思う。
wP1100078.jpg

「結婚式」をすると決めたのが前日の夕方。
参列をお願いした友人達の第一声「ウソでしょ~。またまま~、面白いネタですね~」だった。
母の病状を話すとようやく本当だと思ってくれ、突然の誘いにも関わらず50人以上の友人が駆けつけてくれた。
東京からはダーツ仲間とカメラマン4人、大阪からもジャーナリストの玉本英子さんやパキスタンで難民支援を手伝ってくれた北村君や出会って間もない溝口さんまで来てくれ、4人。
愛知県の田原市からは東北に一緒に行った立岩さんと美仁さんの2人。
勿論、地元から多くの友人達。

wP1100065.jpg

母は多くの参列者に囲まれ、最高の笑顔を見せてくれた。

式が無事終了し、僕は参列者の皆さんにお礼を述べつつ、会話をしていた。
我が妹が「美登里さん、疲れたし病室へ戻ろうか?」と問いかけた時、母は首を横にふったそうだ。
看護士も人も帰る事を勧めたようだった。
「どうしたの?お兄の事見とりたいの?」と聞くとうなずいたそうだ。

突然の知らせから式まで、twtterやメールで多くの人に励まされました。
この場をかりてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。

多くの人達が応援してくれている、見守ってくれている、壊れそうになる心を支えてくれたのはインターネットの向こうにいる皆さんでした。

式後、母親は奇跡的に元気になり一日に何度か声を出して話す事ができています。
僕と家族は終末医療の難しさに直面しています。

なかなかブログを書く時間が取れませんが、これからも報告を続けていきます。


久保田弘信の作品ショップ

新商品あり。暑中見舞いにポストカードはいかが。









スポンサーサイト


コメント

  1. た。 | URL | -

    よかったですね。Re: 結婚式、無事終了

    途中、Tweetで断片的に経過を拝見しつつ、
    何を どこまで どう コメントしていいか測りかね
    今になってしましましたι

    ステキな挙式、お疲れさまでした。

    ウチは母も突然、父も急変してからは一度も意識が戻らず
    どちらも最後に言葉を交わすことなく別れる羽目になったので、
    何もできませんでしたから、ある意味羨ましいです。

    まぁ、多少時間があってもずっと近くにいたので
    花嫁姿だけ・・・とかいうワケにもいかなかったと思いますが(爆)

    ステキな贈り物でお母様も気力を取り戻されたご様子。
    笑顔で一日一日を過ごされます様に、
    そして、久保田さんも心残りが少しでも少なくなる様
    心からお祈りしています。
    がんばってくださいね!

  2. なみきち@潮騒写真家 | URL | mQop/nM.

    Re: 結婚式、無事終了

    おめでとうございます!
    末永くお幸せに!!

    なみきち@潮騒写真家(千葉県いすみ市)

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://kubotahironobu.blog53.fc2.com/tb.php/451-cade3847
この記事へのトラックバック


最新記事