計画停電と日本の企業戦士。

2011年03月30日 12:23

未曾有の大地震の翌日から日本の企業戦士は働いていた。
都民の足である電車が動かなくても、ガソリンが手に入らなくても出社しなければならない人が沢山いた。

僕の友人はJR横浜線を使って某銀行に出社するが、震災後、横浜線は長く運休が続き、震災の翌日はタクシーでなんとか支店にたどり着き、その後は片道1時間半もかけて自転車で出勤までしていた。
震災後の混乱があるため出入金をする人が多く通常より忙しい毎日が続いたそうだ。

帰宅して友人を待ち受けるのは「計画停電」。
朝くらいうちに出社し、帰宅しても「計画停電」のためニュースすら見れない生活が続いた。

先日、都心に出かける機会があり、友人、知人と話をした。
「横浜線は全面運休が続いて大変だったみたいだよ」と僕が話すと
「いや~田舎だから仕方ないよ。使う人もそんなにいないし、いいんじゃない」

「震災があっても経済活動をしなければならない僕の友人は出社するのも大変だったし、帰宅しても停電で体がボロボロになっていたんだよ」。
「八王子とか相模原とか田舎だから停電するんだよ。家なんか23区内だから一度も停電してないよ」
「停電で困るって実感ないな~」
この辺りで空気が怪しいと感じてくれた僕の友人が、話を今後の日本のあり方へ変えてくれた。

「計画停電」に対してはあちこちで不公平感があると言われている。
経済の中心部である23区は特別扱い。
日本経済の復興の為には中心部の経済を滞らせないのが得策だと思う。が、住宅地はどうなのだろう。
23区の中にも住宅地があり、経済活動とは関係なくても停電を免れている地域が沢山ある。

震災の痛みはみんなで分かち合おうと言われているが、一部の人達は全然分かち合っていないし、停電を経験していないから節電に対する意識も殆どない。
前出の発言をした人は「俺たちは家賃が高い地域に住んでいるんだから停電なくて当たり前だよ」とエリート発言まで飛び出した。
この人が僕の友人でなく知人であったのが唯一の救いだ。

気候の安定で「計画停電」は今後しばらく落ち着くと予想されるが、夏場を迎えれば再び毎日のように「計画停電」を実施せざるを得ないだろう。
医療機関への優先的な電力供給等課題は沢山ある。
東京電力にお任せでなく、みんなが意見を出すのが大切だ。
あくまでもクレームではなく意見を。

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コメント

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  2. あざみ | URL | -

    ありがとうございます。
    サラリーマンの私にとっては、このblogの記事は頑張ってきてよかったんだ、と感じ震災後の苦労が報われたように感じました。
    頑張らなきゃとせっぱ詰まるばかりでなく、たまには今までを振り返り息を抜くことも大切ですね。

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