震災後の善意と悪意。

2011年03月20日 02:15

人は究極の状態になると本音を出す。
僕は性善説でいたい。

計画停電の為止まったエスカレータ。
重そうな荷物を持ったおばあさんが大変そうに階段を上っていた。
階段だけでいいじゃんって思ってたけど、大変だ。
お手伝いしてあげようかと近づいたら、若い女性が「お手伝いしますよ」とおばあさんを助けていた。

ガソリンスタンドに長蛇の列。
撮影に行くのにどうしても車が必要でガソリンスタンドの列に加わる。
僕の車は動いたり止まったりしているとプラグがかぶってしまう。
とっても恥ずかしいけど、イラクでスタンドに並んでいた人と同じように列が進んだら車を押していた。

早く進めよ!とばかりに後ろの車がクラクションを鳴らす。
近くにいたサラリーマン風の男性が一緒に車を押してくれた。

被災地ではお互いが助け合い頑張っているという美談ばかりが報道されているが、火事場の泥棒がかなり増えているようで、被災地に住む人の家族から酷い人もいるとちゃんと報道してほしいというメールが来た。

あちこちで募金活動が行われ人々の善意を感じる。

しかし、今日のお昼過ぎ千葉県松戸市で義援金募集中の高校三年生を殴り義援金を奪うというとんでもない事件が起きた。

人の心が善であるためには心に余裕がなければならない。
被災地の人達がみんな大変だからと譲り合っているのに東京の人が米を買い占める。

計画停電があっても電車が止まっても会社に行かなければならない東京の人達にも大きな心的負担があるだろう。
被災地の人達に想いをはせるのはとても大切だが、余震と仕事のプレッシャーで潰れそうな人が出てきている。
不謹慎と思わず、この週末は息抜きをして頂きたい。
経済活動に従事している人達が頑張って働く事が日本経済の復興、被災地の復興につながる。

支援物資の集荷情報を集めていてとても悲しい情報を得てしまった。
とある市、取材とは言わずさりげなく支援物資を送らない理由を聞いたら
「余震もあるなか、支援物資を送ってしまったら何か起きた時にうちの市が対応できなくなるから今の所支援物資は送らない」と。
自分だけよければ良いと米を買い占めている人と同じじゃん。
市の代表に聞いた訳ではないが市の職員の一人でも上記のような意見である事に悲しみを覚える。

今あるものは送ってあげたらいいじゃん。
その市が困ったら今度は他の市が助けてくれると僕は思うのだが。

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コメント

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  2. Yoko-Hi | URL | -

    Re: 震災後の善意と悪意。

    私は被災地に住んではいませんが、やはり地震が起きてから今日まで、
    身近な人の良・悪どちらの意味でも“本性”を見た気がしました。
    自分の家で衣食住に困らない生活ができるのだから、いろんなことにみんながそんなに焦らなくても・・・って、何度も思いました。
    そんな考えは甘いのかな!?とも迷いましたが、限度があるにしても、困っている人には手を差し伸べたり、協力できる社会というか、まずは自分がそうありたいと思いました。

  3. ハルヒコング | URL | -

    Re: 震災後の善意と悪意。

    避難所が学校という場合が多いので、仕事柄とりわけ関心が向く。またそこにいる子供たちの笑顔に注目する。
    こんな状況下であっても、周りの、むしろ大人にパワーと勇気を与えられる子供達って、やっぱすごいね。
    まさに未来への希望、架け橋たる子供達だ!!
    hiroさん、ポンコツ車(ごめん)だって、いい味出すぜ。

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