福島原発の放射能レヴェル。

2011年03月17日 13:20

官房長官の会見で度々使われる言葉が「ただちに人体に影響を及ぼすレヴェルではない」
ただちにと言う事は長い目でみれば人体に影響があるという意味にとれる。

僕は専門家ではないので原発のシステムに関してはよく分からないが、理系で物理学専攻だったためウラン235の核分裂に関する事なら多少分かる。
ウランに中性子があたる事によって核分裂が起き、エネルギーと放射線を出す。
この時放出される強烈は放射線の到達距離はそれほど長くない。

問題なのは核分裂の灰のような微量な放射性物質。
これは空気中の微粒子となってかなりの広範囲へ飛散していく。
イラクやアフガニスタンで使われた劣化ウランと同じで放射線量は微量の為ただちに影響が出てくる事はない。
しかし、これらが体内に取り込まれると長年にわたって微量な放射線を出し続け、ガンや白血病を引き起こす原因になる。
イラクやアフガニスタンでもそうだったが、だいたい3~5年後になって影響が出始める。
影響が出始めるまでのスパンが長いため因果関係が否定される事が多い。

IAEA原発の事故やトラブルの影響の大きさを表す国際評価尺度があるが、日本政府の公式見解はレヴェル4。
アメリカシンクタンクやフランス原子力安全局が最も危険度レヴェルが高いレヴェル7より一つ下のレヴェル6に近いと発表した。
TBSニュース

この時点でアメリカ政府は30キロ圏内の屋内退避など、日本政府が取っている措置について「適切」とする公式見解を示し、在日アメリカ人に対しては日本の当局の指示に従うよう呼びかけていた。

しかし、今日になって80キロ圏内から避難勧告=軍部隊も立ち入り禁止と発表した。
yahooニュース

日本国民の混乱、パニックを避ける為に情報を公開しないとか、すくなく見積もる事があるとしたら無用な配慮だと思う。
現代は既存メディアだけでなくインターネットメディアから様々な情報が入ってくる。
国民はどちらが正しい情報なのか疑心暗鬼になり、より不安が増す事になる。
しかも、外国の発表より日本政府の発表のレヴェルが低いとなれば日本政府が被害を少なく見積もっていると感ぐれれても仕方ない。

僕は福島にも友人がいる。
安全圏に避難しようとする人が非国民扱いされたり、ただちに人体に影響があるレヴェルではないと発表されているにも関わらず、支援物資が福島に入らない。
政治家が被災地を視察に行くように、パフォーマンスでもいいから総理大臣か官房長官が直接福島へ物資を運んでみれば良い。共に忙しい身だとは思うが、通信技術が発達した現代なら一日くらい福島往復をしても政務は滞らない。

日本の見解、アメリカやフランスの見解、どちらが正しいかは分からないが実際に見解に差異があると知って頂き、各々が判断していく事が大切だと思う。
(停電時間がせまってきて、慌てて一度ブログを消してしまった。涙!)

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コメント

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  2. 不安です | URL | ax4px7aw

    隠蔽?

    政府及びマスコミ は 何故福島原発第一 3号機の燃料がMOX燃料、プルサーマルであること説明しないのでしょうか? ウラン燃料とは別物ですが。 あと体内被曝について…

  3. HIRO | URL | -

    Re: 隠蔽?

    3号機の燃料がプルサーマルだとは知りませんでした。
    ここまで事態が深刻になって隠蔽する気はないでしょうが、知っている人がネット上などで公表していくべき
    だと思います。
    プルトニウムを使っているとより重い元素ができ、放射線量が多くなると言う事は難しすぎて説明できないとあきらめられているかも。
    情報ソースを教えて頂ければブログで公表します。

  4. 不安です | URL | -

    Re

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