常岡さんの帰国、外務省の対応編。

2010年10月05日 21:52

解放された常岡さんが帰国し、多くのマスコミが彼を取り囲んだ。
翌日からは常岡さん帰国のニュースがあちこちで流れると思いきや、ストレートニュースで少し扱われただけで、どのテレビ局も常岡さんをスタジオに呼ぶことをしなかった。

9月6日、外務省は突然「退避勧告地域における取材活動について」というメモ(通告)をを記者クラブ加入報道機関(新聞、TV)に出した。その内容を要約すると「カメラマン、およびフリーの契約ジャーナリスト等が、退避勧告地域に入ることに関しては、今後、協力は出来ない」ということだ。

この通告の意味をジャーナリストの上杉氏は記者クラブメディアに対して、暗に常岡さんを使うな(出演させるな)ということを通告した形だ。と解説している。

実際に外務省の思惑は見事にあたり、常岡さん帰国のニュースはテレビから消えていった。

ここで注目したいのは外務省が出した通告の中身。
カメラマン、およびフリーの契約ジャーナリスト等が退避勧告地域に入ることに関して協力できない。
記者クラブに加盟している大手メディアには対象外となっている。
しかも、僕も含め多くのフリージャーナリストは上記の通告を直接聞いていない。
当たり前だが、記者クラブに集まったジャーナリスト?にだけ通告しているから対象者となるフリーは上記の事を知らない。
まったく良く分からない。本末転倒とはこのこと。

常岡さんはチェチェン、ロシア、そして今回と外務省には迷惑をかけている人ではあるが、退避勧告地域での取材に対して外務省から協力してもらったことはないはず。
取材に協力ってどんな事なんだろう。
ビザを取得するために大使館でレターを書いてもらうことも協力なのだろうか。
それも協力の範疇なら僕も協力してもらった経験がある。

しかし取材本体に関して外務省のお世話になることはない。
もし、今回のようにトラブルに遭った場合は前回のブログにあったような「帰国のための渡航書」を発行してもらったりしてお世話にならざるを得ない。
でも、それって税金を払っている日本国民の権利じゃないのだろうか。
人質になってしまった場合の解放への努力はしませんよ。というのなら仕方ないと思える。
今回の事件で外務省、アフガニスタンの日本大使館が解放の為に尽力したのか、結果はNO。
常岡さんが帰国した今、アフガニスタン政府から間違った情報だけをもらっていたと分かってしまった。
続く。


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コメント

  1. ちょこきち | URL | -

    Re: 常岡さんの帰国、外務省の対応編。

    これから日本の報道はどうなっちゃうんでしょうね。
    上杉氏の見解通りなら、日本でもこういう風に国からの圧力で報道の規制や、報道の形が変わってくるという事実があるということはショックです。

    そしてやはり自国民を守るのは外務省の義務だと思います。

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