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緊急事態宣言、オリンピック、百姓一揆

2021年07月08日 12:58

昨晩、速報で東京都に再び緊急事態宣言が発令されそうだと知った。
今日の夕方、8月22日まで緊急事態宣言発令を決定するようだ。
GWの大移動を抑えたかった政府、今度はお盆休みの大移動を抑えたいのではないかと思ってしまう。

再び百貨店には時短要請、アルコール提供の禁止。
専門家の人たちにも緊急事態宣言と飲食店などのアルコール提供で感染者数を抑えられていないと論じる人が多い中。
そして、多くの人が望まないお金と政治の為の東京オリンピックをごり押しする中での緊急事態宣言。
誰が納得するのだろう。
納得しない人はどうするのだろう。

4年に一度のオリンピックには多くの人たちの夢がかかっている。
それは選手だけでなく、オリンピックを支えるボランティアの人たちにも。
僕の友人はオリンピックのボランティアをするために会社を辞めた。
そんな多くの人たちの夢がかかっているオリンピックだが、生活にゆとりがあって、生き延びることができる人たちでなければ楽しめないと思う。

4度目の緊急事態宣言で飲食店、特にアルコール提供がメインの飲食店は存続の危機にさらされている。
飲食店は協力金がもらえるから大丈夫!と思われているが、7月を迎えているのに3月分が支払われていない。
店舗の家賃がお高いお店はもう存続できないところまで追い込まれている。

ニュースでは再びアルコール我慢の生活などと報じられているが、飲みに行けない人ではなく、お客さんが来なくて、倒産する、自殺する人たちが問題だと思う。
先日まで京都にいたが、京都では某私鉄電車への飛び込みが激増している。

緊急事態宣言が出されれば、オリンピック以外のイベントが中止や延期に追い込まれる。
イベントがなくなれば、僕らの撮影もなくなり、音楽家のライブも開催できなくなる。
それでもオリンピックだけは開催する。
来日した人たちが感染防止策を取らない行動をとっても、、
世の中がこれほど矛盾しているのを国民はいつまで我慢できるのだろう。

僕が子どもの頃、大臣というのは立派な人だと思っていた。
大臣の中の一番、総理大臣といえば、誰もが尊敬して止まない、国民のことを考えて政治を司る立派な人たど思っていた。
僕が子どもの頃と比較すると情報が入りやすい世の中。
今の子どもたちが、矛盾だらけの発言を聞いて、大臣や総理大臣を尊敬できるだろうか。
それどころか、嘘でもつき通せばなんとかなる、謝ったら終わり、なんて思わないだろうか。

そんなどうしようもない世の中を見ていて、「百姓一揆」を思い出した。
江戸時代後期、徳川政権は安定し、武士の存在意義がなくなりつつあった。
農民は豊作、凶作に関わらず、高い年貢を納めなければならず、常にギリギリの生活を強いられていた。
為政者は農民のことを「生かさず殺さず」と言っていた時代。

帯刀し、働かない武士の分まで農民が背負うのだから、天災な度で凶作になれば一気に全ての階層の人たちの生活が成り立たなくなる。
これ以上は無理!と判断した時、百姓一揆が起きる。
もちろん首謀者は死を覚悟して。
それすら通らない時は離散。

どう考えても国民の意思と違う方向に進んでいる現在の政治。
命令はされるが、根拠の説明はされない。
それでも人々が我慢している、我慢できているのは、まだ生きていられる人の数が多いからだと思う。
全国民の三分の一、いや、四分の一が生き延びることに困り始めた時、この国に一揆が起きるのではないかと思う。
その時が意外と近いのではないかと思う。

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