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新型コロナウィルスに対する地方自治体リーダーの発言

2020年07月11日 13:04

兵庫知事がコロナ感染めぐり「東京は諸悪の根源」と発言。
その後、発言を取り消した。

兵庫県の井戸敏三知事は自身の発言に対して「撤回だとそれまでの間、発言があったことになる。取り消すということは最初から発言はなかったことになる」と釈明。

発言を取り消せば、最初から発言はなかったことになるらしい。
自治体のリーダーが発した言葉の重みを理解しているのだろうか。

兵庫県出身で東京に住んでいる人がどれほどいるだろうか。
非常事態宣言が解除され、県をまたぐ移動ができるようになっても家族やご近所の評判を考えて帰省できない人が沢山いる。
地方自治体のリーダーたる人の発言がまた新たにコロナ差別を生むきっかけになるとわかっているのだろうか。
東京近郊では県境で「埼玉狩り」などと言う現象も起きていたり、他府県ナンバーの車のミラーなどが破壊される事件を多々起きている。

誰もが見えない未知のウィルスに怯え、日々プレッシャーを感じて生活している。
その怯えやプレッシャーを増大させるような発言はどんなものだろう。
一般人でなく、公人が一度発してしまった言葉は多大なる影響を及ぼす。
言葉のあやで取り消したら、発言はなかったことになる!で済む問題ではないと思う。

東京!と一括りにされるが、日本一の人口密集地東京都がどれほど広いかご存知なのだろうか。

僕が住む八王子市は東京の外れ、神奈川県との県境。
最近、感染者が多く評判になっている歌舞伎町まで45キロほど、電車で行けば50分ほどかかる距離。

僕の生まれ故郷の岐阜県でいえば、大垣市と名古屋市くらいの距離がある。
もし、大垣市の人が名古屋でクラスターが発生したとういニュースを聞いても、大垣市は大丈夫だと思うだろう。
東京はそのくらい広い。

ご近所に兵庫県出身、山形県出身、岩手県出身の友人が住んでいるが、八王子市は比較的安全だけど、東京と言うイメージがあるから、両親や祖父母に会いたいけど、今年は帰省はできないだろうと話している。
とりわけ、岩手出身の友人はいつお迎えが来てもおかしくない祖父母がいて、会いたいらしいが、岩手県第一号になったら、岩手で暮らしていけなくなるから帰ってくるなよ。と言われているらしい。

そんな岩手県の県知事の発言。
「第1号になっても県はその人を責めません」「感染者は出ていいので、コロナかもと思ったら相談してほしい。
陽性は悪ではない」と呼びかけた。

達増拓也知事は感染未確認でいつづけることは目標でない。感染者が出ないことは好ましいことではあるが」
としたうえで、「陽性者には、お見舞いの言葉を贈ったり、優しく接してあげてほしい。
誰しも第1号の可能性がある」と訴えた。

地方自治体のリーダーとして、コロナに怯え、田舎だからこそ、第一号になったら大変だと思い、体調が悪くても言い出せないかもしれない人たちへの優しいメッセージ。

東京では連日多くの感染者が発生して、もはや第二波が到来したと思っている人が多い昨今。
いまだに多くのリーダたちが県をまたぐ移動は控えしょう。などと発言しているが、
ウィルスは県境を理解しない。
現代の政治システムが自治体という区分で執り行われているからやむを得ぬ部分もあるだろうが、
東京と埼玉の県境、八王子市と神奈川の県境、ものの数分でお隣の県に移動できるが、歌舞伎町へは1時間以上かかる。

初期のコロナの頃のように「コロナ差別」を生まないためにも、自治体のリーダーはその発言に気をつけてほしい。

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あまり楽しくないブログを読んだ後は、写真を見てちょっとリラックスしてもらえたら幸いです。


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