良かった頃のアフガニスタン

2010年05月17日 14:54

アフガニスタン戦争が終わり、02’、03’とアフガニスタンは良い方向へ向かった。
多くの難民が帰還し、新たなアフガニスタンを構築する夢を持って生きていた。

03’の後半くらいから突然アフガニスタン政府の内務省の力が強くなってきた。
今まで僕たちが泊まっていた10$以下の安宿の外国人が泊まれなくなった。
首都カブールでは街の写真を撮っているだけで捕まるケースが増えてきた。

夜、衛星携帯電話で日本と話していると警察に捕まった。→衛星携帯電話は建物の外でしか使えない。
言い訳する暇もなく警察署に連行されてしまった。
しかし、今思えば僕を捕まえた警察官の目はそれほど厳しいものではなかった。

警察署で尋問?「衛星携帯電話で誰と何を話していたんだ」。
「寂しくなっちゃって、日本の彼女(フィアンセ)と話していたんだよ」→当然そんな人はいない。
「そうか、お前も大変だな、後どのくらいアフガニスタンにいるんだ」と優しい目になりお茶をご馳走してくれた。

警察署にはとても古い機関銃が置いてあり、「あれ、古いし埃だらけだけど使えるの?」と聞くと。
「使う機会がないのが一番だけど、十分使えるさ!」と僕にも持たせてくれて一緒に写真を撮った。
hiro74.jpg

僕を捕まえた警察官は「何かトラブルがあったら俺の名前を言いなさい」。
と自分の名前を教えてくれた。
一人の旅人としてもジャーナリストとしてもとても過ごしやすかったアフガニスタンだ。

2010年、警察に捕まり、同じようにジョークでごまかそうと思ったが、今年の警察は冗談が通じなかった。
アフガニスタンの人たちが疑心暗鬼になり始めている。


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