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アフガニスタン、過去ブログ

2019年12月05日 18:00

緒方さんが、中村先生が愛したアフガニスタンのこと。
過去ブログを焼き直して伝えたいと思う。

2010年3月24日のブログ。
僕がアフガニスタンを最後に訪れた時のブログ。

mixiに書いた日記。
(当時、FBではなくmixiを発信媒体にしていたのが時代を感じる)

ジャーナリスト久保田の公式ブログと言ってしまっているので、いつもはできるだけ私情をはさまないようにしている。
注)この日記はジャーナリストしてではなく一人の人間久保田弘信として書いています。
読みたくない人は飛ばして下さい。

ジャララバード最後の夜。
そりゃ~勝負して外食に行くでしょ!
(2010年はアフガニスタンの治安が悪くなり始めていて、夜の外出はできるだけ避けていた)

ホテルから少し遠いけど、どうしても忘れられない味のチキンスープやさんに行く。
スープやのお兄ちゃんは勿論僕のことを覚えていてくれ、まずは挨拶、握手。
そしてチキンスープとゆで卵、鶏肉をたのむ。
チキンスープ
夜に一眼レフなど大きなカメラを持ち歩けないのでI phoneでの撮影

隣のカバーブやさんに2本カバーブをたのむ。

帰り際にフライドポテトを売っているババ(おじいさん)の屋台に立ち寄り、100gもいらないけど、少しだけチップス下さいとファルシーでたのむ。
このババはパシュトゥーしか話せない。
このくらいでいいか?と身振り手振りで新聞紙に包んでくれた。
チャンデ? カルダー?(いくらという意味)と聞くと、いらないよ!持って行きなさいと満面の笑顔で言ってくれた。
チップス7
ババがくれたチップス

嬉しさに涙がこぼれそうになる。ババにお別れを言いたい、明日カブールへ行く。また会えますように!と。
セキュリティーの事を考えると言えなかった。
(自分の行動を伝えるのは危険が伴うから)

こんな優しい人たちの国を誰が戦争にした!
誰がテロが頻発する状態にした!
一人の人として、一人のジャーナリストとして許さない!
報道という武器でとことん伝えてやる!
(当時の僕は結構強い言葉を使っていた)

アジーズ(僕の親友)がいないから食事に出かけのもこわい。
でも、アジーズがいたら、この人達とこんなに仲良くなれなかったと思う。
片言のファルシーで会話するしかない、ジャララバードの人たちはパシュトゥー語がメイン。

言葉が通じないからこそお互いに一生懸命近づこうとするのかもしれない。
アジーズがいなくなって改めて気がついた。

命がけで、体当たりでその国とその国の人たちに向かって行かなきゃ見えないものがある。
(亡くなった中村先生はそれをやっていた人)

コーディネーターと通訳を使って取材するジャーナリストにアフガニスタンの真の姿が見えるわけがない。
(言い過ぎですね、ただ、自分一人でその国の人と対峙して初めて見えてくるものも沢山ある)

アフガニスタンは戦争だけの国じゃない。
僕のラストミッション。
精一杯伝える。
(僕は紛争地帯での取材をアフガニスタンで終わりにしようと、当時思っていた)

中村先生が銃撃され、アフガニスタンという国のイメージは悪いものだけになってしまいそう。
見知らぬ外国人にこんなに親切に接してくれるものアフガニスタン人だと知ってほしい。



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