アフガニスタン、カブールで捕まった!

2010年04月01日 03:36

夕方買い物客で賑わうカブールの様子を撮影していた。
右側から近づいて来る人の気配を感じた時には手首を掴まれた。

早口でまくしたてる。よく分からないが、シークレットとか、ポリスとか、
あまり聞きたくない言葉が混じっている。
軍やセキュリティー関係にカメラを向けて捕まるなら分かるが、マーケットの風景を撮影して捕まるのは分からない。

撮影がダメなら止めるよ!と言うが、この若者,聴く耳もたない。
カード!というので外国人登録証とパスポートを見せる。
本当はクレジットカードでも出してやりたかったが、そんなのが許される雰囲気じゃなかった。

チェックを終えると再び手首を強く掴み僕を連行する。
街の外れの方に向かってどんどん歩く。
コジャー ミリン?(どこへ行くの)と聞いても答えない。

マジ!ヤバイ。
英語分かる僕の友人と話してくれ!と僕。
携帯をポケットにしまえ。と命令される。
どうしよう。頭がフル回転する。

電話がダメならメール。誰に?違う。ツイッターだ。
いち早く多くの人に捕まった事を知らせるにはツイッターが一番よい。
あれこれ話す僕を無視する事に決めたらしい若者の目を盗んでつぶやく。

さて、次は?
私服の若者、本物の警察かどうかだ。
本物ならさして問題ない。賄賂を要求されるくらいで済む。
偽物だったら、これはまずい。警察署以外の家、車に乗せられそうになったら
抵抗しなきゃ。
何度かよろける振りをして体を触ったが拳銃は持っていない。

一キロ近く歩いても止まる気配がない。
これ以上郊外に出たくない。
冗談は通じない相手だと分かったから、真剣な顔で、あなたのカードを見せてよ!と言う。
チッ!って言いながら、ポケットの中からPoliceと書かれたIDを見せてくれた。
それらしく見えるが、いくらでも偽造できるし本物かどうか分からない。

前方から来た二人の友人らしいアフガン人と挨拶を交わす若者。
捕まっているにもかかわらず、僕も挨拶する。
この外国人が、、。少しファルシー分かるから。。と言って何故か途中でパシュトゥー語に変える。
一人が携帯を取りだして電話する。
おいおい、電話するなよ。

二人と分かれ、ますます郊外へ。
そろそろ決断しなきゃ。
幸い、痛い程に手首を掴まれている。
合気道なら余裕で抜けられる。
走って逃げる。⇒×
僕は足が遅い。
本物だった場合は傷害罪だが、逃げる為にはボディブローくらいは仕方ない。
車もしくは建物に入れられそうになったら反撃しよう、と決断。

その前にカメラからメモリーカードを抜きポケットへ。
最悪の場合はカメラを捨てて逃げる。

もう一度携帯を出し、英語話せる友達と話して!
とお願いする。
なんと!若者は僕のiPhoneにツバを吐き掛け、取り上げて自分のポケットに
入れてしまった。おい!自分のツバ服についたぞ!と日本語でいう。

こんな態度の本物警察はアフガニスタンで見たことがない。
今までに何度も捕まったが、みんな紳士的だった。
捕まえたくせにお茶をご馳走してくれた警察や兵士もいたくらいだ。

正直、キレた。これで最悪の状態になったら容赦なくぶちのめせる。

覚悟が決まってすぐ警察署についた。
警察の中に内通者がいたら為す術なしだが、とりあえず半分安心。
続く
ちなみに、僕は解放されています。


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