骨折、、から気がつくこと

2017年09月06日 13:47

40日に及ぶ海外取材から無事帰国した僕。
何故か、平和な日本で骨折してしまった。
本人は捻挫だと思っていて、やってしまった翌日、友人とサーフィンに行くつもりでいた。

こんな時、神様っているのかな〜と思うのだが、
普段、朝が早い友人が、その日に限って寝坊した。
それでも海に行こうとトライしたが、朝の渋滞が激しくて、翌日に延期することにした。

ちょっと足も痛いし、明日のために医者へ行ってくるわ。
と近所の整骨院へ。
足を見るなり、先生が、「久保田さん、、これ、ほぼ骨折してますよ」と。
提携している病院でレントゲン撮影をすると、、見事に折れていた。

痛みを我慢してサーフィンへ行っていたら、、複雑骨折になり手術が必要だったかも。
と思うと、友人の寝坊に感謝。

かくして松葉杖生活が始まった。
ちょうど八月末は心の休養のため、仕事を入れずサーフィンで心を癒すつもりでいたので、安静にすることができた。

が、休養日が終わると、都心へ行く用事があり、松葉杖で電車に乗って都心へ行くことに。
自分が健常な時は気がつかないが、スマホいじりながらぶつかってくる人、大急ぎで歩いて、僕の松葉杖を蹴っ飛ばして行く人。
普通に歩くのがとても怖い。

早めに打ち合わせを終え、新宿から京王線に乗って帰宅。

人の優しさに少し期待した僕。
プライオリティーシートに座っているのは50代から60代くらいのご夫婦。
20代とおぼしき女性、30代とおぼしき女性。
ご夫婦はうたた寝。
女性2人はずっと携帯。
僕と目が会うと突然寝始めた。
電車が揺れて、隣のサラリーマンにあたってしまう。
僕は「すいません」と謝る。
松葉杖で揺れる電車でバランスを取るのは厳しく、またぶつかってしまった。二回目は「ちっ!」って言われる。

寝てた?2人の女性は目的の駅調布で降りていく。
ようやく座れると思った僕を押しのけて座れるおじさん。
ほんの少しでも日本に期待した僕がおバカだった。
足、、痛いー!

ソニータという映画の試写会に誘ってもらい、六本木へ。
ソニータという映画に関しては後日ブログに書きます。

六本木から大江戸線で新宿へ。
車内は優先席を含め満席。
と、初老の紳士が僕に席を譲ってくれた。
明らかな外国人顔の紳士。
お礼を言って座らせてもらう。
バッグから覗く英字新聞を見るに、日本でお仕事をしている方かと想像する。

青一で席が空き、初老の紳士が座ろうとした時、割り込むように僕の隣に座った若者。
座るやいなやワンピースを読み始めた。
君が座る席じゃないよ!と言いたかったが、、初老の紳士に席を戻そうと立ち上がりかけた時、初老の紳士は手で僕を制し、その口はno poroblemと誰にも聞こえない大きさで言っていた。
「Thank you so much for your kindness,and I'm very sorry our country's selfish young」と言った。
本当はselfishではなくfuckingと言いそうになったのだが、この紳士にそんな言葉は言ってはいけない気がして、、

初老の紳士と僕は新宿で一緒に降りた、再びお礼を言おうとした僕に軽くウィンクして立ち去る初老の紳士。
新宿で乗り換え、京王線に
車内では譲り合い、助け合いを積極的にしましょう〜とアナウンスが何度も流れているが、、
調布で席が空くまで、僕は松葉杖で立ち続けていた。

昨日も中央線で帰宅したが、結果は同じ。これ以上語る必要もないかと思う。
次、都心へ行く頃には松葉杖はもう必要なくなっていると思うので、これ以上悲しい思いはしなくて済むと思う。

整骨院の帰りにセブンイレブンに立ち寄って100円のおにぎりを買った。
IMG_4006.jpg
おにぎりの売り場はレジのすぐ近くだが、レジへの矢印はお店の奥から続いている。
直接レジに行きたいが、都心を歩くことに比べたら負担は少ないので、列の後ろに並ぶ。

松葉杖で片手に包帯を持った僕にレジのおばさんが、「持ちにくいでしょう、袋使ってください」とレジ袋に包帯を入れてくれた。
たった、それだけのことだけど、僕は目頭が熱くなるほど嬉しかった。

セブンイレブンを出ようとした時、僕より先にお店を出たジャージ姿の大学生がわざわざ戻ってきて、僕のためにドアを開けてくれた。僕は心を込めて「ありがとう〜」と言わせてもらった。

困っている人を助けてくれる人はいる。

しかし、都心の電車は初老の紳士以外全滅だった。

日々忙しく働く日本人。
通勤電車は休息の時間でもある。
みんな余裕がないんだな〜とつくづく思う。

マナーや思いやりは車内アナウンスからは生まれないものだろう。
骨折して初めて気がつく日本(東京)の。。。

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