トルコの新聞が政府管理下に

2016年03月06日 03:52

トルコの最大紙「ザマン」が政府管理下に置かれた。

「ザマン」はトルコ政府に批判的な新聞として有名。
エルドアン大統領にとっては目の上のたんこぶ。

イスタンブールにの「ザマン」本社前には「私の新聞に手を出すな」と書いたプラカードを持った読者が集まったが、警官隊が催涙ガスと放水で市民を排除し、本社に乗り込み編集長を強制排除した。

トルコ政府としては同紙がテロ組織を支援した、とか政府転覆を目論んでいたという容疑をかけているようだが、
政府に批判的なメディアに対する弾圧としか見えない。

先日アンカラで起きた自動車爆弾事件も、報道規制があって、全てが報道されているわけではない。と現地では言われている。
実際にテロ支援をしたとか、確固たる証拠があれば、、だが。
民主主義の根幹たる言論の自由を規制する国が良い国とは思えない。

オリンピック落ちてよかったね。と思う。

が、トルコと競り合ってオリンピック誘致に成功した日本はどうか?
秘密保護法から安保法制、それらに対して批判的なメディアなど潰してしまえ!と政治家が発言する国。
日本において言論の自由が著しく侵されているという懸念があり、国連の表現の自由を扱う特別報告者の来日が決まっていた、が、日本政府はドタキャン。
そして、先般の「電波停止発言」。
政府に批判的な発言を繰り返すキャスター、海外でいうところのアンカーマンが次々と降ろされていく。

それに対して日本のメディアはキー局の大切なキャスターを守る報道をしただろうか。
イギリスの経済紙エコノミストがこのことを大きく報じた。
「日本におけるメディアの自由 アンカーたちがいなくなった」
日本の標準から見れば力強く政権批判を行う司会者である3名がそれぞれ同時に番組を去るのは、偶然の一致ではない"と断言。している。イギリス大手新聞ガーディアンも同様の記事を掲載している。

我々日本人、日本国民が思っている以上に海外のメディアは日本には報道の自由がないと思っている。

最後までオリンピック招致を争ったトルコと日本。
僕が外国にいたら、両方ともオリンピックできる民主的な国じゃないな〜。と判断するだろう。

現政権が良いとか悪いとかの問題ではなく、賞賛も批判もできる国でなければならないと思う。
メディアとは批判することがお仕事と言っても良いくらい。
国は、政権はどれだけ批判されようともメディアにプレッシャーをかけるのではなく、批判に負けない、よりよい政策を出して行けばよい。

日本のメディアがトルコの二の舞にならないことを祈る。
それは僕たちメディアだけの問題ではなく、日本という国の「信用度」の問題だ。


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