国内避難民の暮らし。

2014年09月12日 02:33

アルビル市内26カ所に別れて暮らしている避難民は17万人を超える。
連日の猛暑も相まってその暮らしは非常に過酷だ。
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健常者でも過酷な暮らし、幼児や老人、病人には尚更過酷なものとなる。
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避難民の暮らしを取材に行った時、向こうから手招きして僕を呼ぶ家族は、悉く生活に困窮している家族だ。
手招きされ、テントを訪れてみると、肝臓を手術したばかりの青年がサウナのような暑さのテントの中にいた。
母親は話す「3日後には抜糸をしなければならないけど、抜糸してもらうお金がないから息子を放置せざるを得ない」と。
話を聞くと、手術代をサポートしたのは日本のNGOジムネットのようだ。
手術代だけでも大変なので、その後までサポートしきれないのが現状だと思う。
なんともやるせない気分でテントを出ると、他のテントの人がまた手招きする。
間違いなく球場を訴えたいんだろう。

重い足取りでテントに向かう。
そこには新生児がいて、猛暑のせいか、背中一面があせもができたように赤く腫れ上がっていた。
なんとかしてあげたいと思いつつも、滞在費すらギリギリの僕には何もできない。
「ごめんなさい。僕にはこの現状を日本の人達に伝えて、少しでも支援のお金が集まるようにする事しかできないです。でも精一杯伝えます」
それしか言えなかった。
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戦争なんか良い訳がない、何故戦う。
クルドの人達はアルビルに避難して来た人達の悲惨さを知っている。
自分の家族が同じ境遇に陥らない為には命をかけて戦う。
それ故か、前線には老兵士が多い。



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