法律上の家族。

2009年12月15日 09:38

長くボーダフォンを使っていた。
時代はもうソフトバンクだろう、ということで友人のジャーナリスト常岡氏にそそのかれ携帯を買い換えた。
常岡氏は僕にはない能力を沢山もっている。その一つが通信機器の情報及び使用方法のバリエーション。
今や携帯のプランは多すぎて、どれがお得か全く分からない。
常岡氏は僕達の仕事だとこのプランがお得などなど、多くの情報を持っている。
一人で買いに行っても迷うだけなので、常岡氏に新宿まで出てきてもらった。
店員さんより、常岡氏に色々と聞きながらプランを決定。
ねこ

最近は流行の家族割引なるものがある。
「お客様ご家族でソフトバンクをお使いの方いらっしゃいますか?」
ええ、僕の母親が使っています。番号は080/・・・・。
目の前の端末ですぐに調べてくれる店員さん。
「久保田様、番号はこれであっていますか?」
間違いないですが・・・。
「失礼ですが、お母様のお名前は・・」
しまった!僕の母親は久保田とは違う性を名乗っている。
「ご家族だという証明がないと家族割引が適用されませんので、何か証明になるものを」
マジ?今すぐ母親に電話して振り込み詐欺のように色々聞いてくれていいですよ。
僕の誕生日とか母親しか分からない事、なんでも聞いてくれていいですよ。
「具体的には戸籍謄本などの証明書が必用なんです」
なるほど、分からなくはないけど、ちょっとショックだった。

僕の母は間違いなく僕の母で、物理を勉強したいという息子の我が儘を聞いてくれ、借金までして大学に行かせてくれた母。
イラク戦争時、バグダッドから電話したとき「あなたがやっている事はとても大切なこと、
でも親より先に死んではいかんよ」
と気丈に振る舞ってくれ、僕との電話を切った後に泣き崩れたらしい母。
遠く離れているが、何があっても彼女は守ってあげたいと思い、母も僕の事をそう思ってくれていると信じられる母。
名字が違うというだけで、こんな事になるとは想像していなかった。
これじゃ夫婦別性や結婚はしていないが内縁の関係など、法律上で家族と認められていない場合が相当大変な事になると思う。
外国から日本に来た人がどれ程苦労するかは想像を絶する。

パキスタンで携帯電話のシムカードを買ったとき、パスポートのコピーが必用だったが、携帯やのご主人が「いいよこいつの名義で売ってあげる」
と近所の友人の名前を貸してくれた。
日本で臨機応変な対応を求めるのは不可能かと思うが、家族割引くらいなら電話確認でも良いのではないだろうか。
僕は店頭で「孫さんから直接母親に電話してもらってもいいですよ~、と笑顔でくだらないジョークを言ってしまった」
心は笑えなかった。










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コメント

  1. すい☆ | URL | -

    Re: 法律上の家族。

    はじめまして。
    こちらに伺うのは三度目です。
    トップの子供の写真がとても印象的です。

    携帯をアイフォンに変えられたのですね(^^)
    慣れると色々楽しいですよ♪

    何気ない日常のやり取りの中にも、杓子定規な日本を感じてしまうことありますよね。
    そんな記事の中にお母様との温かい絆を感じます。
    お互いがお互いを思いやる。
    出来そうで出来ないことです。

  2. がちゃぴん | URL | -

    JR福知山線の脱線事故の時、内縁関係だった夫を亡くした妻には賠償がなかったという話を思い出しました。
    悪い事する人がたくさんいるからそういうのも必要なのはわかるけど、重要な時に、そこにある事実より紙の上の血縁関係が優先されてしまうのはなんかおかしいですね。

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