Azraq Camp

2014年05月09日 01:00

4月30日ヨルダンにアズラック難民キャンプがオープンした。
シリア難民支援に関わっている国の多くのジャーナリストがオープニング式典に集まった。
残念ながら僕は取材許可が得られず、今も許可待ち。

実はこのアズラックキャンプ、昨年からずっと追いかけている。
ザータリキャンプの人口が20万人を越え、早急に新しい難民キャンプが必要となっていた。
昨年5月、キャンプ予定地は整地が行われ、建設の第一歩が始まっていた。
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そして昨年の9月。
アズラックキャンプはほぼ完成状態でオープンを待っている状態だった。
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新しい難民キャンプ,オープンの噂は飛び交ったが、アズラックはオープンに至らず、今年になってようやくオープンとなった。
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帰国までになんとかパーミッションをゲットしてアズラックを訪れたいと思っている。

あるフランス人がぼやいた「フランスのテレビはアズラックを取材して、マーケットはあるし、病院も学校もある完璧な難民キャンプだと報道している。アズラックが砂漠の真ん中にあって環境が厳しく、近くの街に行く事さえできない場所だと全然伝えていない」と。

確かに。アズラックが出来る前から追いかけている僕からみると、本当にこんな場所にキャンプを作るの?と思える場所だ。タイミングとしてもザータリキャンプの人口が最高時の半分くらいに減って、難民キャンプに住むシリア人が2割で、残り8割が都市部に住み始めている現在。

ヨルダン政府はシリア難民が都市部に住む事を容認している。
キャンプに住めば衣食住には困らないが仕事をしたり文化的な生活ができない、とは言わないがしづらい。
都市部に住めばヨルダン社会の中での生活となり、何かと便利だが、家賃は相当な額になる。

UNHCRとしては難民をキャンプに押し込めるような政策はとらない、受け入れ国のヨルダンが都市部に難民を流出させては困る、と言えばキャンプでの生活を推奨するだろうが、ヨルダンはパレスティナ難民の頃から難民との共存が上手な国だ。
難民が都市部に住み始めると、キャンプに住んでいた頃の何倍ものコストがかかる。
この先、UNHCR、そして国際社会がシリア難民の生活をどこまでサポートできるかがポイントになってくる。

アズラックキャンプの一面だけを報道したフランスのテレビは難民問題に誤解を生む可能性もある。
が、数百億円のシリア難民支援金を計上している日本のメディアは、この大きなニュースを伝えただろうか。

久保田ショップ


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