孤独感と焦燥感と虚無感。

2014年05月06日 01:00

母を失い、チョビを失い、最愛の人を無くし。
この1年で10人もの知人を亡くし、2人の友とよべる人を亡くした。

もう一度あの笑顔に会いたいと思うも、それがかなわない人が突然増えてしまった。
取材の中で難民の家族を見ると、生活が大変なだけに家族の愛を感じる。

眠る前、突然の孤独感に襲われる。
僕には身を呈して守るべき家族がいない。

ヨルダンのタクシードライバーに言われた
「その歳で結婚していないのか?子供はいいぞ!どんな苦労も苦労じゃなくなるんだ」
そりゃ〜僕だってそう思うさ。
ちょっと毛深いチョビでさえ最高の家族だったんだから。
まったく血がつながっていない遠い国のラガットちゃんだって、精一杯守ってあげたいと思うし。

人になそれぞれ、帰るべき場所があって、最終的にはそこに帰って行くんだ。
そんな台詞を耳にした。
そう思うと、とてつもない焦燥感にかられる。
今から何ができるだろうか。

10年以上、戦争と難民、人の喜怒哀楽の先端を見てきた。
何かができると信じて伝え続けてきた。
様々なものを犠牲にしながら走り続けたこの10年、答えはないと分かっていても、これで良かったのだろうかと思ってしまう。

ただただ、あがいていただけではないだろうか。
そう思うと虚無感におそわれる。

もう少し、この世界でやらなければならない事があるような気がしている。
それができるのかどうか全く分からないが。

と、ここまで書いて、記事をアップするかどうか迷う。
一昔前なら全く迷わなかっただろうに。

戦場カメラマンとしてカテゴライズされる僕が、勇気ある人間でもなく、懐深い人間でもなく、自分に出来る事と自分がやらなければならない事を常に迷いながら現場に向かっている。
他の人はどうか知らないが、僕はこんな僕だ。
そして、これからも、こんな僕だろう。

久保田ショップ




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コメント

  1. 秋 | URL | -

    Re:孤独感と焦燥感と虚無感。

    足掻けばいいじゃない。
    どうせなら、徹底的に。

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