生きているうちに会っておきたい人。菊地秀行

2014年02月25日 16:54

先日古本屋さんで小説を買った。
ふと裏表紙を見ると菊地秀行氏のサインがあった。
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比較的新しい本で、菊地氏のサインも去年のものだった。
せっかく菊地氏のサインを貰った本を古本屋に売ってしまうのがちょっとビックリ。

我々カメラマンや作家さんにとっては受難の時代が到来したと言える。
新刊で発売された本が数日後には古本屋に並び、その価格は半額近くになっている。
印税で生計をたてる作家さんにとっては新品の本が売れないのはかなりの痛手だと思う。

かくいう僕自身が古本を買っているので、申し訳なさひとしきりではあるが。

初めて菊地秀行氏の本を読んだのはいつだっただろう。
映画のようにテンポ良く読めてしまい、バイオレンス、エロス、そして人情がちりばめられている。
菊地氏のメインとも言える「魔界都市新宿シリーズ」秋せつらとドクターメフィストという超がつく美男子?が登場するが、戸谷よしこ、トンブ・ヌーレンブルグ、屍刑事等々、最高の脇役で固められている。
菊地秀行の本

新宿区全体を魔界都市にしてしまい、そこに秋せつらというマンサーチャーを生み出し、この超美貌の持ち主、秋せつらがせんべいやの主人であるというところに菊地氏のお茶目な性格が見え隠れする。
新宿を訪れると、戸山住宅近くを通ると「この辺りに吸血鬼がすんでいるんだ」などと思ってしまう。

話は秋せつらに戻るが、人探しがお仕事の秋せつら、一番の武器は1,000分の1ミクロンの妖糸。
人のトレースにも攻撃にも使え、防御としては糸砦という最高のバリアーとして使える。
戦場に行く時、妖糸があったらいいな〜。なんていつも思う。

読者が映画のように読み進める本を目指しつつ、次々に新しい本を求められる大変な状況を長年続けている菊地秀行氏。
普通の人が想像できない世界を作り出した菊地秀行氏、是非会ってみたい。
ふと気がつけば我が家にはダンボール一杯の菊地氏の本がある。
僕は読んだ本は売らない。
中古で買った本でも。

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