シリア内戦とアサド政権

2013年08月15日 14:43

内戦が泥沼化するシリア。
アサド大統領、アサド政権とは。

アフガニスタンのタリバン政権の事は殆どの人が悪い政権だと理解していると思う。
僕は、タリバンの連中と会い、話を聞く事で、「タリバン」とは日本や世界で伝えられている過激な原理主義者というだけの人達ではないと理解した。

そんな経験があると、アサド政権も世界が伝える悪い面だけではないのではないかと思ってしまう。

かつてアフガニスタン難民を取材し続けた頃、多くの難民がタリバンの事を「厳しくて怖い連中だけど、悪い人達ではない」と言った。
アフガニスタン国内に留まった人も義を重んじるタリバンを評価する人が少なくなかった。

アサド政権、アサド大統領に関してはどうだろう。
多くのシリア難民が避難しているトルコとヨルダンで話を聞いたが、アサドも絶対悪ではない。というコメントは一度も得られなかった。
唯一もらったコメントは「アサドでも自由シリア軍でもいいから早く戦争をやめてほしい」だった。
残念な事にシリア国内は自由シリア軍の支配地域にしか赴いていないので、アサド大統領擁護のコメントは取れていない。

僕の友人(日本人)の友人(シリア人)はシリア国内に留まっていて、アサド政権をそれほど批判していないと言う。
自身は大統領になるつもりがなかったのに兄の死によって政権を担わざるを得なくなったバシャール・アサド。
彼が善か悪かは別として本音をインタビューしてみたい。
首都ダマスカスに入ったら、シリア人の全く違った側面が見えるのだろうか。

アサド大統領は「自由シリア軍はアルカイダと手を組んだテロリスとだ」と言う。
2月シリアに入ったときはそんな感じはなかったが、6月再び訪れたとき、好戦的な海外からの義勇兵に沢山出くわした。
残念な事に自由シリア軍の中にもアルカイダ系と思われるテロリストっぽい人達が増えているのも事実だ。

ヨルダンの田舎町の線路際で遊ぶ子供達がいた。
w6415.jpg
子供達はこの線路が祖国につながっている線路だと知っていただろうか。
戦争に正義はないと思う。
政治や思想とは縁遠い子供達が犠牲になるのだけは容認し難い。


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